光回線とは?仕組みや契約数、利用状況を調べてまとめてみた

インターネット回線の契約を検討する中、「そもそも光回線って一体なんだろう?」と思っている人も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

また、「光回線」という言葉は聞いたことがあり、「光回線」を契約すれば高速のインターネットやWiFiが使えるという認識の方もいるはずです。

この記事では、光回線の仕組みから開通手順まで具体的に解説していきますのでご安心下さい。

【簡単】光回線とは?快適な仕組みと契約数・利用状況

光回線とは、通信設備を収容している局にある終端装置(OLT)からお住まいの部屋に設置される終端装置(ONU)まで「光ファイバーケーブルを利用して有線接続する通信回線」のことを指します。

この光ファイバーケーブルを利用するメリットとして、

  • 一度にたくさんの情報(通信データ)が送れる
  • 通信速度が速く、有線接続のため安定したインターネット通信が可能

であり、現在、光回線は「インターネット回線のなかで最も利用者が多く一般的な接続方法」です。

実際に固定回線で速度比較をした場合、以下の通り、光回線の速さがわかります。

固定回線  最大通信速度(下り)ケーブル
  光回線  
(FTTH)
 100Mbps  ~20Gbps  光ファイバーケーブル 
ケーブル
テレビ回線
(CATV)
1Mbps  ~1Gbps 光ファイバーケーブル

同軸ケーブル
電話回線
(ADSL)
1Mbps  ~50Mbps メタルケーブル 

時代の変化に伴い、スマホタブレット端末の普及、YoutubeやNetflixなどの動画視聴オンラインゲームリモートワークなど、インターネット通信速度のスピードが求められるようになってきています。

このように時代の変化に伴い、ADSLは廃止が発表され、固定回線は光回線が主流となりました。

 ADSLから光回線へ切り替える方法

光回線の契約数と利用状況や割合について

ここから、実際に光回線は一体どれくらい普及しているのか、データを見ながら解説していきます。

引用元:MM総研 2016年9月末時点の予想データ

2021年3月末時点のFTTH光回線サービス)の契約数は3501.3万件
2020年3月末から年間194.5万件の増加(伸び率:5.9%)となっています。

つまり、2016年9月末(グラフ参照)時点の予想データをはるかに超えた契約数となりました。

新型コロナウイルスの影響でテレワークやWeb会議などが普及する中、自宅やオフィスでのFTTHの導入が加速した結果です。テレワーク(リモートワーク)の需要は落ち着きつつありますが、今後も増加傾向が予測されています。

また、2016年時点で光回線サービスの契約数は2,868万8,000件で、この5年間で3501.3万件にまで増加した流れから、今後もさらに普及する傾向が予想されています

調査データの引用元:MM総研

光回線でインターネットが繋がるまでの仕組み

光回線の仕組みについて解説します。
少し内容が難しい部分も、わかりやすく説明していますので、参考にしてみて下さい。

光回線でインターネットを利用するには2つ契約が必要

光回線でインターネットに繋がるためには、「回線」と「プロバイダ」の2つの契約が必要です。
わかりやすく言い換えると、「回線=道」「プロバイダ=入り口」だと思って下さい。

ご自身のパソコン(その他デバイス)からプロバイダに接続されると、プロバイダからインターネット上の住所が割り当てられます。この住所が入り口となり、インターネットが利用できます。

この住所のことを「IPアドレス」と呼びます。

「どのパソコンから何のホームページを見たか?」「どんなやり取りをしたか?」ということがプロバイダにデータとして共有されます。
原則、プロバイダには顧客情報保護や守秘義務がありますが、警察に対しては情報を開示することケースもありますので、悪用せず正しく活用すれば問題ありません
また、パスワードも同じものを使い回しせずしっかり管理し、セキュリティ対策も行いましょう。

 
困っている人
回線とプロバイダ、2つの契約をしなきゃいけないなんて、
ちょっと面倒だわ・・・。
 
Point編集部
安心して下さいね!
2015年から「光コラボ(光コラボレーション)」というサービスが始まり1契約でOKになりました。

光コラボとは

光コラボ(光コラボレーション)とは、「NTT東日本、NTT西日本が提供するフレッツ光回線を各プロバイダー事業者が借り受けて展開する光回線のサービスのこと」です。

2015年2月より、NTT東日本とNTT西日本が光回線を多く普及させる目的のために、プロバイダーや携帯キャリアなどの事業者に対して光回線の卸販売をスタートしました。

光回線の卸し提供を受けた事業者は光コラボ事業者となり、光回線と事業者独自のサービスをあわせてユーザーに販売する仕組みです。

光コラボにより生まれた大きなメリット

それぞれがオリジナルサービスや価格帯を提供することにより、より良いサービス競争価格競争が生まれました。また、各プロバイダー事業者が自社のオプションを組み合わせたり、特典・キャンペーンをつけて販売したり、支払い処理がスムーズになったりと、各自社ブランドと契約した際の付加価値をつけて販売しています。

この仕組みは、契約する私たちにとって、お得に快適に契約できるため嬉しいですね。

おすすめのインターネット光回線契約

具体的に、Point編集部が厳選したおすすめ契約をごしょうかいします。IPv6対応の通信速度も速いものに絞っています。
この中からお好きなものを選んでおけば間違いありません。

光回線名   特徴とおすすめPoint
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工事不要な光回線以外のインターネット契約を選びたいなら

インターネットを利用できるようにする契約は、複数あります。
具体的に、光回線(固定回線)、ホームルーター(置くだけWi-Fi)、モバイルルーター(ポケットWiFi)、ケーブルテレビの4種類です。

工事不要の契約もあるため、もし未だどの種類が自分のライフスタイルに合っているかわからない人は、契約種類を把握した上で、選んでみましょう。