
あなたのご自宅のインターネット環境は安全ですか?
2021年以降、リモートワークが普及し、更にオンラインショッピングや動画再生など、ご自宅でインターネットを利用する頻度は、数年前と比べるとかなり増えている人も多いですよね。
そんな中、インターネット環境によるリスクや危険が身近になってしまっているケースや事件も増えています。便利なツールであるインターネットを、安全かつ快適に利用する方法について、この記事では徹底比較してまとめてみました。
✔︎ VPNって何?
✔︎ インターネットを安全に使用したい
✔︎ インターネットのセキュリティを強化したい
✔︎ インターネットのことはよくわからない
✔︎ VPNを検討したいけど、どこが良いかわからない
この記事では、上記に1つでも該当する人にとって、しっかりこれらの疑問を解決できる内容にまとめています。是非内容をチェックして、安心で快適で便利なインターネット生活をしましょう!
VPNとは|仕組みと利用するメリット
VPNとは、Virtual Private Networkの略で、インターネット回線を活用して作られる仮想のプライベートネットワークのこと。
この言葉だけでは分かりにくいですよね。
分かりやすく図で解説します。
通常の場合、このようにインターネットに通信するためには、IPアドレス(インターネット上の住所)を登録しています。そのIPアドレスがそのままオープンな状態でインターネットへアクセスしています。

しかし、VPNを経由して接続すると、暗号化されるため、IPアドレスが開示されず守られる状態になります。

【調べ方】自分のIPアドレスの状態を知ろう
現時点で、あなたのIPアドレスがわかるかどうかをNordVPNでチェックしてみてください。開いた後、ページを下へスクロールすると、以下表示が出てくるはずです。

こちらで、上記のように「状態:保護されていません」という表示になっている場合は、IPアドレスが開示されているままということになります。
VPNを利用を利用すべき状況とは|安心・安全を考えて
セキュリティ強化のためにVPNを利用すべきであることは理解できました。
改めて、VPNを利用すべき状況をしっかり解説していきます。まず、大きく分けてこの2つがポイントになります。
- IPアドレスを変更する必要がある
- ハッカーからの攻撃を回避する
こちらも少し分かりにくいと思いますので、しっかりそれぞれ分かりやすく説明しますね。
海外のWebサービスが利用できる
海外の動画サービス(VOD)の視聴をしたい場合、国をまたいで視聴することはできません。
例えば、
・ドバイでLINEを使いたい
・アメリカ版のNetflixを視聴してみたい
こんな場合、通常の接続状態では視聴することは不可能です。
また、海外在住の場合、日本のサービスを利用することもできないため、VPN契約をすると閲覧や視聴が可能になります。
VPNを接続し「IPアドレスを変える」ことにより、日本から海外のWebサイトや海外の動画を視聴が可能になり、また逆に海外から日本限定の動画を視聴もできるのです。
<VPNでできること>
✅ 海外の動画サービスを見る
✅ 海外から日本のVODを見たり、日本のWebサービスを利用できる
盗聴などハッカーに情報を奪われる危険を回避しセキュリティ強化できる

VPNを利用する1番のメリットは、セキュリティ・安全性が高いこと。
<VPNでできること>
✅ テレワークのセキュリティ強化
✅ フリーWiFiのセキュリティ強化
VPNは、そもそも安全な通信を確立する重要な機能が備わっています。
通常の接続方法・通信方法と違って、VPNは「暗号化通信」「トンネリング」という2つの技術を利用することで、外部から通信内容を見ることができない仕組みになっているのです。
万が一のために安全性の高い暗号化が施されているため、通信内容は解読不可能といえます。
つまり、VPNは、盗聴やハッキング・ネットウイルス感染やマルウェアの危険から守るために作られたものなので、あなたのプライバシーを保護してくれます。VPNを利用することで、無駄に不安やリスクに悩む心配も不要。安心して安全なインターネット通信を楽し無事ができるのです。
1番危険|無料Wi-Fiスポット(フリーWi-Fiスポット)を利用する場合

1番注意すべきなのは、無料のWi-Fiスポット(フリーWi-Fiスポット)を利用するとき。もし、あなたがいつも利用している無料Wi-Fiスポットがあるなら、要注意です。悪意のある人が情報収集している危険なWi-Fiスポットかもしれません。
危険な無料Wi-Fiスポットの場合、あなたの通信内容は丸見え状態。
普段あなたが入力している個人情報やクレジットカード情報、パスワードなども抜き取られてしまう可能性大です。最悪の場合、位置情報まで見られてしまうため、ストーキングに発展しストーカー事件の被害者になる可能性も秘めています。
そんな危険にさらされないために、VPNでセキュリティ強化しておくべきです。
無料と有料どちらが安心?VPNの選び方
VPN接続でできることとメリットについて、ここまで解説してきました。では、どのVPNを選べば正解かが疑問ですよね。
VPNには無料と有料のサービスがあります。
この、無料と有料のVPN接続の違いについてしっかり説明していきますね。
有料VPNと無料VPNとの違いはこの4つです。
<無料VPNと有料VPNの違い>
✅ 個人情報漏えいのリスク
✅ セキュリティについて
✅ 通信速度と通信の安定性
✅ カスタマーサポートの有無
では、違いの詳細と理由を具体的に見ていきましょう。
有料VPNなら個人情報漏えいのリスクがない
有料VPNの運営費用は、利用者が月額利用料金を支払うことで運営できています。
しかし、無料VPNの場合、信頼性に欠けます。なぜかというと、運営費用が何で賄われているかがわからないためです。
有料VPNも無料VPNでも、必要なVPNシステムは同じです。そのため、設備費用や管理費などの出費はどちらも必ず発生しています。
では、無料版のVPNの場合、この費用がどのように賄われているのでしょうか。
ひとまず考えれるのは、この3つの方法です。
- 一定の無料お試し期間の後、有料VPNを提供広告収入
- 広告収入
- ユーザー情報を業者へ販売
一定の無料お試し期間の後、有料VPNを提供
同じ運営会社が、ある一定期間のお試し無料VPNの後に、有料版へ切り替えるサービスを提供している場合があります。この場合は、ひとまず無料のお試しを期間限定で使用してもらい、その良さを理解してもらった上で有料VPNを継続利用してもらうことで、利用者を増やし収益を得て運営費を賄っているケースです。
つまり、無料のお試し期間を提供している有料VPNの場合は、かなり健全で誠実な運営会社といえます。
それだけ、自社サービスに自信があることの表れでもありますし、顧客に対して誠実なサービスです。

広告収入
広告収入は、過去にあなたも無料アプリやサイトを利用する際に、一度は見たことがあるはず。広告が表示されることで、その収益が運営費にあてられ成り立っている状況です。
この場合は、広告収入で運営していることが明確なら、使用自体に問題はありません。
しかし、VPN接続すると不要な広告が毎回表示されてしまいます。もしあなたが邪魔だと思わないなら良いでしょう。

ユーザー情報を業者へ販売
広告収入や無料お試し期間があるVPN運営会社以外の場合は、かなり注意が必要です。理由として、無料VPNの多くは、あなたの情報を収集して第三者に販売している場合があるのです。
その場合、プライバシーを保証していません。
ユーザーであるあなたの個人情報のログを記録し、そのデータを欲している第三者業者へ情報販売を行うことで利益を得ている可能性が高いです。セキュリティ情報であるIDやパスワード、クレカの情報まで抜き取られて、あなたの知らない間、知らない場所に漏れてしまうケースがあります。
つまり、本来のセキュリティ強化の役割を担うどころか、情報を奪われるリスクすらあります。

無料VPNは有料VPNと比べるとセキュリティが脆弱で危ない

本来、VPNの特徴は、暗号化された通信のため、安心・安全で利用できることがメリットです。しかし、この暗号化自体が信頼できる安全なものなのか、が重要なのです。
無料VPNは、暗号化プロトコルが弱いく、帯域幅の制限やサーバーオプションが少ない場合がほとんどです。
しかし、有料のVPNなら安全性が高いサービスといえます。
有料で顧客に使用してもらうこと収益を得ているので、安全性に問題があった場合、利用者の口コミや評判にも影響するため、運営自体が成り立ちません。また、事業としてしっかり運営しているため、定期的に開発やセキュリティ強化の更新もなされています。
有料VPNなら無料VPNより通信速度も速く安定している

VPNは、VPNサーバーを中継するため、通信速度が若干遅くなることがあります。
その場合、「サーバー数」が課題になります。
サーバー数が多ければ通信速度が速くなるというわけではありません。しかし、使えるサーバー数が多数あるということは、サーバーの混雑を回避できるメリットもあるのです。
VPNサーバーを中継し接続する場合、利用者数や人気度によってしっかり適応できるサーバー数を確保できているかが、有料VPNの強みと言えるでしょう。
無料VPNとは異なり、有料VPNならカスタマーサービス等のサポートがある

無料VPNを利用する場合、1番リスクが高いのは、万が一何かあった場合でも無料提供のためサポートを受ける事ができないケースが多いことです。さらに、プライバシー保証もないケースが多いため、むしろ危険度・リスクが高いといえます。
つまり、無料VPNを利用するなら全て自己責任になります。
そうなると、あまり無料VPNをわざわざ利用するメリットはないでしょう。
【最新】おすすめの有料VPNランキングTOP3
有料VPNで1番おすすめはNordVPNです。もし迷った場合でも、この3つの中から選んでおけば大丈夫ですよ。
しっかり、料金面、サーバー数、適応できる環境を考慮したランキングです。これらの理由も含めてしっかり解説していますね!
【信頼性】ノーログポリシーの有無
「ノーログポリシー」とは、VPNサービス業者側が利用者の通信記録・接続情報などのデータを、自社サーバーに保存または残しているかを表した企業の方針のことです。企業方針として、利用者の個人情報にあたるデータを一切保存していないと公言しているわけです。
ノーログポリシーを宣言し掲げている企業は、情報漏えいになるリスクゼロなので、有料VPNを選ぶなら重要視すべきポイントです。
総合ランキング | 1位 | 2位 | 3位 |
有料VPN名 | NordVPN | 【SurfShark】 | Millen VPN |
ノーログポリシー | ○ | ○ | ○ |
おすすめ度 | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
【料金】月額利用料金・無料お試し期間
料金面も利用する際には気になるところ。
月額利用料金、返金保証期間も確認していきましょう。
注意:ドル建て価格のため、ドル円換算は時期によって変動します。(記載金額は2022年4月半ば時点)
総合ランキング | 1位 | 2位 | 3位 |
有料VPN名 | NordVPN | 【SurfShark】 | Millen VPN |
無料お試し期間 | 30日間 無料トライアル | 7日間 無料お試し版※1 | なし |
1ヶ月プラン | 1,370円 | 1,608円 | 1,628円 |
1年プラン(月額) | 570円 | 496円 | 1,078円 |
2年プラン(月額) | 380円 | 309円 | ー |
3年プラン(月額) | ー | ー | 968円 |
返金保証期間 | 30日間 | 30日間 | 30日間 |
月額利用料金と同時使用台数は、【SurfShark】が最もコスパが良いVPNといえます。
ただし、【SurfShark】の場合、対象デバイスがAndroid、iOS、macOSと限られていることと、無料お試し期間が7日間と短いため、30日間の無料トライアルのNordVPNの方がかなりお得です。
【利用環境】サーバー数・使用台数などの利用環境
サーバー数は、多ければ通信速度が速くなるというわけではありません。ですが、使えるサーバー数が多いということは、サーバーの混雑を回避できる利点があります。
では、実際のサーバー数や使用台数、そして対応可能デバイスについても、どれがあなたの利用環境に合っているか見てみましょう。
総合ランキング | 1位 | 2位 | 3位 |
有料VPN名 | NordVPN | 【SurfShark】 | Millen VPN |
同時使用台数 | 6台 | 無制限 | 5台 |
サーバー数 (日本サーバー数) | 5400以上 60か国 (80) | 3200以上 65か国 (8) | 1300以上 48か国 (1) |
対応可能デバイス + 対応可能ブラウザ | 全てのデバイス Mac/Windows/Linux/iOS/Android/Chrome/Firefox/Edge/Android TV/Firestick/Xbox/Nintendo Switch/Raspberry Pi/Chromebook/Chromecast/Kindle Fire | Mac/Windows/Linux/iOS/Android/Chrome/Firefox | Windows / macOS / iOS / Android |
導入方法 | アプリ | アプリ | アプリ |
サーバー数・対応デバイス共に、NordVPNが圧巻ですね。
世界中のNordVPN利用者も最も多く、人気のVPNであることも理解できます。
【サポート】カスタマーサービスについて
万が一、何かあった時はどうしよう・・という心配や不安な人にとって、サポートサービスの有無は重要ですよね。
今回おすすめしている有料VPNは、全て日本語対応可能・カスタマーサポートあり。しっかり絞って紹介していますので安心して下さいね!
総合ランキング | 1位 | 2位 | 3位 |
有料VPN名 | NordVPN | 【SurfShark】 | Millen VPN |
カスタマーサポート (対応時間) | 24時間年中無休 | 24時間年中無休 | メールサポート (対応時間の記載なし) |
日本語対応 | ○ | ○ | ○ |
会社名 | NordVPN S.A. (パナマ共和国) | Surfshark B.V. (オランダ・the Netherlands ) | アズポケット株式会社 (日本/大阪) |
NordVPNと【SurfShark】は共に24時間年中無休なのでいつでも安心して利用できますね。
やっぱり、日本製VPNにこだわりたい人という人は、Millen VPNを選びましょう。しかし、Millen VPNはカスタマーサポートの対応時間の明記がないため、土日を挟む場合は回答返信が遅くなる可能性が高いです。
【よくある質問】おすすめVPNサービスの疑問を解決しよう
VPNサービスを初めて利用する人が1番気になる「よくある質問」をまとめてみました。
VPNサービスは合法ですか?違法にならないでしょうか?

日本やアメリカなど、多くの国ではVPNは規制されていません。
VPNサービスを使用して、国を跨いで海外のサービスを利用したり、動画の閲覧制限を解除したり・・・。「怪しいのではないか」「大丈夫か?」と思った人も多いでしょう。
しかし、VPNは元々セキュリティ強化・プライバシー保護のためにられたシステムです。
VPNの利用が規制されている国はどこ?
以下の国では、法律上VPNサービスを利用することが禁止・厳しく制限されています。
ただし、以下一部の国では規制されていますので、確認しておきましょう。
- 中国(本土)
- 香港
- 北朝鮮
- ロシア
- ベラルーシ
- イラン
- イラク
- ウガンダ
- アラブ首長国連邦(UAE)
- トルコ
- オマーン
- トルクメニスタン
海外と日本のVPNサービスならどっちの方が安全ですか?
ケースバイケースと言えます。
- 日本製VPNしか選びたくない人
- 社内ネットワークなどの固定のIPアドレスが必要な場合
であれば、Millen VPNで良いでしょう。
しかし、国をまたいで海外の動画サービス(VOD)を視聴したりWebサービスを利用したいなら、すでに利用者も多くサーバー数が多い海外製のVPNの方が通信速度の速さや料金面でも共に強いです。
VPNサービスの通常の料金相場はいくらくらいでしょうか?
海外製VPNの方が確実に安いです。
目安として、1ヶ月間の短期利用の場合、1,370円〜1,700円以内の幅程度。
もちろん、長期利用すれば月額利用料が安くなるメリットがあります。不安な人は、まず無料期間を利用して使い比べてみるのもおすすめですよ!
総合ランキング | 1位 | 2位 | 3位 |
有料VPN名 | NordVPN | 【SurfShark】 | Millen VPN |
無料お試し期間 | 30日間 無料トライアル | 7日間 無料お試し版※1 | なし |
返金保証期間 | 30日間 | 30日間 | 30日間 |
VPNの使いやすさは簡単ですか?設定など面倒ではないか不安です
今回おすすめ紹介している3社の有料VPNなら料金も設定もどちらも簡単です。
総合ランキング | 1位 | 2位 | 3位 |
有料VPN名 | NordVPN | 【SurfShark】 | Millen VPN |
同時使用台数 | 6台 | 無制限 | 5台 |
導入方法 | アプリ | アプリ | アプリ |
アプリをダウンロードして導入できるので、ややこしい設定もなし。今すぐに利用できます。
最後に
この記事では、VPNを利用するべきメリットと、無料VPNと有料VPNとの違いについて具体的に紹介しました。
安全にインターネットを利用して、あなたの個人情報をしっかり守りましょう。